海溝型地震(プレート間地震)

海溝型地震とは

海溝型地震とは主にプレート境界間で起きる地震です。日本付近では、海側(太平洋側)のプレートが陸側に沈み込む状態になっており、プレート境界のほとんどが海底にあるため、このように呼ばれます。ただし、正確には海洋プレートの内部で起こる海洋プレート内地震も海溝型地震に含めることがあります。このページでは主にプレート間地震について説明しますが、海洋プレート内地震には、大陸プレートに沈み込んだ海洋プレート内で起こるスラブ内地震、沈み込む前の海洋プレート内で起こるアウターライズ地震などが含まれます。

海溝型地震と津波

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

上図は海溝型地震の発生メカニズムを示しています。海のプレートは陸のプレートの下に常時沈み込んでいますが、その沈み込みの動きに引きずられて陸のプレートもたわむようなかたちで地中に沈み込んでいきます。この歪み(たわみ)がだんだんと蓄積されていくと、陸のプレートが耐えきれなくなり、プレートの先端が跳ね上がるのです。この跳ね上がる場所はほとんどが海中にあるため、この振動に合わせて海水も跳ね上がり津波となります。このようには、海溝型地震は津波が発生しやすいことが特徴です。

日本付近の海溝型地震

日本付近の海溝型地震

防災科学技術研究所(http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/)より

日本付近には南海トラフ、相模トラフ、日本海溝などの海溝(プレート境界)があり、上図の緑や赤印のところで地震が発生しています。

最近では、2011年にM9.0もの超巨大地震である東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が日本海溝に沿って発生しています。その他にも1923年の関東地震(関東大震災)(M7.9)、1944年の東南海地震(M7.9)、1946年の南海地震(M8.0)などが有名で、たびたび日本列島に甚大に被害をもたらすM8級の巨大地震が発生しています。

特にこの中でも、図中の赤部分で示されている関東地震や将来発生が予測されている東海地震は、プレート間の海溝型地震でありながら、境界部分が陸上にかかっており、海溝型地震の中でも特殊なものになっています。

東海・関東地方の特殊性

防災科学技術研究所(http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/)より

この原因は、過去に伊豆半島が日本列島に衝突したことによります。上図の上段に示すように、約100万年以上前は伊豆半島は日本列島から離れた島であり、フィリピン海プレート上にのっていました。しかし、島が大きかったために日本列島の下に沈み込むことなく衝突してしまったのです。この衝突の際に、プレート境界が陸上に押し付けられたために、伊豆半島の東側のプレート境界である関東地方で関東地震、西側のプレート境界である東海地方で東海地震が発生するようになったと言われています。

よって東海地震や関東地震は、巨大地震を引き起こす可能性が高い海溝型地震でありながら地表から近い場所に震源域があるため、甚大な被害になると予測され、将来起こるとされている数ある地震の中でも特に警戒されています。

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『海溝型地震(プレート間地震)』へのコメント

  1. 名前:q 投稿日:2018/12/06(木) 10:34:06 ID:c16f5dffe 返信

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