地震のメカニズムと種類

まずは地震のメカニズムを理解しましょう。

地球の内部構造

地震のメカニズムを知るためには、地球の内部構造を知る必要があります。

地球の内部構造

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

地球は大きく分けると中心から、核(図の黄色~オレンジ部分)、マントル(オレンジ~赤部分)、地殻(茶色・表面部分)からなっており、中心部に行くほど温度が高くなっています。

地球の中心部である核は6,000~7,000℃という高温であり、この熱エネルギーにより核の外側にあるマントルが動いています。この動きはマントル対流と呼ばれますが、このマントル対流によって外側にある地殻が動いていると考えられています。

プレートテクトニクス

地殻の構造

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

先ほどは「マントル」が動くと説明しましたが、実際にはマントルの最上部を除くアセノスフェアという層が動いています。このアセノスフェアの上に乗っているのが、地殻+マントル最上部によって構成されるリソスフェアです。

プレートテクトニクス

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

リソスフェアはプレートという巨大な板からなっています。プレートは、アセノスフェア(マントル)の動きによりそれぞれが独自の動きをしており、地震や火山といった地殻変動を引き起こします。このように地球表面が何枚ものプレートから構成され、そのプレートがマントル対流に乗って動いているという理論のことをプレートテクトニクスと呼びます。

日本付近のプレート

次に実際に地球にはどのようなプレートがあるのか見ていきましょう。

世界のプレート

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

世界にはプレートが何枚もありますが、日本付近には特に多くのプレートが集まっています。

世界の地震分布

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

さらに世界の地震の発生状況を見るとプレートの境界付近で地震が頻発していることが分かります。

日本付近のプレート

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

日本付近を拡大して見ると、ユーラシアプレート・北アメリカプレート・フィリピン海プレート・太平洋プレートの4枚ものプレートが集まっています。先ほどみたようにプレートの境界では地震が起こりやすいため、日本付近も地震の頻発地帯となっているのです。

直下型地震と海溝型地震

それでは、なぜプレートの境界で地震が起こりやすいのでしょうか?大きく2つに分けられる地震の種類とともに見ていきましょう。

地震の種類

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

地震は大きく分けると、海のプレートと陸のプレートの境界で起こる海溝型地震と、陸のプレートの内部で起こる直下型(内陸型)地震に分かれます。

広義では、海のプレートの内部で起こる地震も海溝型地震に分類されますが、ここではプレート境界の地震について説明しましょう。このプレート境界の海溝型地震の原因は、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込むことよって陸のプレートが摩擦力によって引きずられ歪みが生じることにあります。歪みが生じると元の位置に戻ろうとする反発力も同時に生じることになります。この反発力が摩擦力を上回ったとき、陸のプレートが跳ね上がり、この時の振動が地震となるのです。海溝型地震は海の下で起こるため、同時に津波も生じ沿岸へと押し寄せます。

プレート内の歪み

防災科学技術研究所(http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/)より

陸のプレートの内部で起こる直下型地震は、陸のプレートと海のプレートが互いに押し合う力によってプレート内に非常に高い圧縮力がかかることが原因です。その圧縮力にプレート内の岩盤が耐えられなくなると、岩石が破壊され、岩石同士が「ずれ」て地震を引き起こすことになります。この「ずれ」は断層と呼ばれ、何もないところよりも動きやすくなるため、同じ断層で何回も地震が起きやすくなるのです。

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