震度とマグニチュード

地震や地震予知について考える際には、震度とマグニチュードの違いを理解しておかないといけません。

震度とは

震度とは、地震が発生した際にその場所(地表)がどれだけ揺れたかを示す指標のことです。かつては人間の体感を元に震度が発表されていましたが、1995年の阪神大震災(兵庫県南部地震)を機に、翌96年4月から震度計による機械測定の値を元に震度が発表されるようになりました。

さらにこの測定方式の変更にあわせて、今まで震度1~7の8段階に区分していた震度について、震度5と6をそれぞれ弱と強に分け合計10段階の区分に分けて震度が発表されるようになりました。

震度階級 計測震度
震度1 0.5以上1.5未満
震度2 1.5以上2.5未満
震度3 2.5以上3.5未満
震度4 3.5以上4.5未満
震度5弱 4.5以上5.0未満
震度5強 5.0以上5.5未満
震度6強 5.5以上6.0未満
震度6強 6.0以上6.5未満
震度7 6.5以上

実際に発表する震度は、震度計により計測された計測震度から上表のとおり計算されます。

震度による感じ方の違い

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

上図は震度による感じ方の違いです。人によって感じ方の大小はありますが、震度5からは本棚から本が落ちるなど、被害の可能性が出てくることがわかります。

マグニチュードとは

マグニチュードとは、地震の震源域(地中)で発生した地震現象の大きさそのものを表す指標です。地震の規模やエネルギーの大きさを表しているとも言えます。

実際にマグニチュードMとエネルギーE(単位:ジュール)は以下のような関係にあります。

log10E = 4.8 + 1.5 M

マグニチュードとエネルギーの大きさの関係を表すグラフを見ると、マグニチュードが上昇するとエネルギーが指数関数的に大きくなることが分かります。

マグニチュードの大きさ

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

先ほどのグラフを確認して見ても分かりますが、マグニチュードが1増えるだけで約32倍エネルギーが上昇し、マグニチュードが2増えると、なんとエネルギーは約1000倍もの大きさになります。

これはあまり使われていませんが、マグニチュードによる地震の分類もなされています。M7~M8は大地震と呼ばれ、代表例としては、1995年の阪神大震災(M7.3)などがあります。M8~M9は巨大地震と呼ばれ、代表例としては、1923年の関東大震災(M7.9-M8.0)や1944年の南海地震(M8.4)などがあります。M9~M10は超巨大地震と呼ばれ、代表例としては、2011年の東日本大震災(M9.0)などがあります。実際に地球上で起こり得る最大のマグニチュードはM10と推測されていますが、理論的にはM12になると地球が真っ二つになるほどと言われています。

震度とマグニチュードの関係

震度とマグニチュード

地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/)より

このようにマグニチュードは地震の大きさそのものであるのに対し、震度は地表での揺れの大きさです。よって、1つの地震に着目すると、マグニチュードはただ一つの値しかありませんが、震度は場所によって異なるため様々な値があることになります。よく地震の震度として発表されるのは複数の地震観測地点の中で最大の震度ということです。

一般的に言えば、震源は震源から近いほど大きくなりますが、地盤の柔らかさによっても地面の揺れ方が変わりますので、震源から近いところよりも遠いところのほうが震度が大きいなんてことが起こることもあります。(実際にはその他にも様々な要因によって震源から遠いほうが震度が大きくなる現象が起きることがあります。)

また、同じマグニチュード(地震のエネルギー)であったとしても、震源が地中深くにあり地表から遠ければ、震度は小さくなるということになります。

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『震度とマグニチュード』へのコメント

  1. 名前:Gabrielle 投稿日:2017/01/24(火) 19:09:47 ID:0bbd3229c 返信

    Didn’t know the forum rules allowed such brlinlait posts.